日記

倶知安のTさんの庭

最も尊敬する個人ガーデナーのお一人が倶知安に住むTさんです。
この前の黒松内からの帰り道にあるTさん。
今回どうしても元気なT隆子さんにお会いしたかったんです。
2011年のオープンガーデンの本の私が書いた庭ものがたりの主人公。

Tさん。
御年90才。


行くといつも花を分けてくれるんです。
新人1号を伴っていたので、掘るよっって言ったら、「ワシの方がうまいから」といって掘ってくれました^_^;

この時取材してTさんの一生をお聞きしましたが、それはそれは苦労の連続…のように感じました。
取材をした時の私のブログ
是非読んでほしい。




















取材した時に見せてもらった隆子さんのパッチワークの作品。
冬はこれを作るのだそうです。
暗くてブレブレの写真ですが、素晴らしいのは分かっていただけるかと思います。
取材したときは真冬。
外は真っ白な世界なのに家の中の花畑に深い人生と愛を感じました。
庭だけではない隆子さんの一面を見せていただき、感動したのをついこの間のようにお思い出します。
この時の取材メモにある隆子さん語録。
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・したって、経験あるから分かるしょ、なんでも。
・なんぼ(何歳)になっても、自分でやれることはやるの。
・人間って、何にもしないでいられない。
・昔があったから今がある。
・一所懸命働いたら、貧乏の神様は逃げていく。
・思い出したら、ほんとうはいいことばかり。苦労がなかったら、今の幸せは感じないと思う。
・昔通りの生活してたら(辛抱したら)、お金残ってしかたないくらいだったと思うよ。
・私の人生は素晴らしかったと感謝してるよ。
・若い時はなんぼ苦労してもいい。歳とって最後が良かったらいいと思う。
・働く苦労はたいしたことない。
・人間、辛抱と苦労が多いけど、負けたらだめだ。
・私たちの時代(昔)は辛抱と苦労だったけど、負けたら幸せつかめない。だから一生懸命働いた。
・花咲かおばあさんになりたい。
・苦労したから偉いという訳ではない。「苦労して苦労して死んだ」ではだめだ。
・苦労するたびに考えて、いい方に持っていく。良くならなきゃね。
・生きているうちはできることはしたい。
・第一は健康、第二は心、お金はこの次。
・時間は粗末にできない。
・何にもできないとつらい。感動できなったら終わりだわ。
・下手でもなんでもやってみる。やらないより、やっといたほうがいい。
・もう、十分生きたから、これからはおまけだと思っている。
・花の好きな人は楽しく生きればいい。
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隆子さんの作品の展示を考えています。
みなさんも見たいですよね?

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