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三日間の出張!

月形町をまたまた三日間留守しました。

最初の二日間はK’s Gardenのバラの冬囲い。

K’s GardenのヘッドガーデナーS女史と二人のガーデナーと私で行いました。

ここ、苫小牧は雪が遅く少ない、北海道においての寡雪地帯です。

雪が降る前に地面が凍り、あまり雪も積もらず、雪解けも早い。

コテージガーデンの気候とは全く違っていて、最初はかなり戸惑いました。

したがって冬準備の仕方も全く違います。

まず、目的。

バラの場合、苫小牧は雪折れの心配は全くなく、凍結と寒風を防ぐための対策となります。

一方、月形は凍結、寒風というよりは雪折れを防ぐための雪囲いとなります。

次に、方法。

K’s Gardenはいったん二か所くらいで結束した後、何かでぐるりと覆い、寒風からの害を防ぎます。さらに根元には土やチップや腐葉土などでマルチングを施します。

091113_2

で、月形のコテージガーデンはというと。。。091113_3

雪ですっぽり覆われるので、根曲がり竹で支柱をして、大雪の重さから守ってあげなければいけません。

うーーん。どっちも大変ですね。

この時の結束は男結びという造園の基本の結び方をします。

091113_1

一年に一回くらいしか使わない結び方なので、いつも出だしが分からなくなりますが、やってみるとかなり合理的な結び方だと理解できるでしょう~。

工藤先生はバラの誘引にも、この結び方を使っていましたね。

最後に冬囲いの時期。

苫小牧の冬囲いは11月半ばくらいからはじまるようですが、ここ月形町は根雪が早いのでみなさん、10月末には終了しています。

終わっていないのはコテージガーデンくらい・・・(汗)。いつ大雪がドカンとやって来るのか分かりませんから。。。

コテージガーデンは今日、最後のバラの葉落としを行っていて、石灰硫黄合剤を散布して月曜日から雪囲いにはいります。まさしく紺屋の白袴、・・・花屋の草ボーボー。。みたいに。

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k’s Gardenの冬囲いはまだ続いていましたが、私はそのまま千歳に宿泊し東京で行われているIFEXというガーデン、花関係の展示会へ行ってまいりました。

09113ifex

こういった展示会は年に何度か行きます。

最初のころは見るものすべてが目新しかったのですが、慣れてくるとそうでもなく。

でも、世の中の流れを見るにはいい機会でもあり、切り花関連のものも見ることができて、時間と予算が合えばできるだけ見に行くことにしています。

行くだけでもパワー使いますからね。

すべてをチェックし、残っていたバラの発注を終了して後は帰るだけ・・・というところで、仕事仲間の井上まゆみさんと合流しました。

井上さんは神奈川東京方面でご活躍の生産、通販、庭工事、などもされている人気講師です。

ちょっとしたところで知り合いになり、それ以来のお付き合い。

今回は羽田まで送っていただき、飛行機出発まで、はじめてゆっくり話をすることができました。

頑張る人からはいろいろ元気をもらうことができます。

おたがい、がんばろう~って、エールを交換してきました。

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