日記

Inuaの料理

この時期の出張は、今までにない長い留守でした。

冬ですから仕事的には縛られることもないにですが、例年ですと何せ雪が大変な時期であり、気持ち的にもゆっくりできなかったのでした。
でも。
今年は違います。
雪が少なく、降る様子もなく。
ハウスを守るスタッフは不在ですが、5泊6日の留守も可能だったのでした。
おかげさまで、火曜日Inua、水曜日美術館と横浜の展示会、木曜日京都の展示会、金曜日東京で園芸関係の新年会、土曜日北海道に戻って祝賀会、そして今日日曜日帰宅。

ちょっと暗いのですが。
Inua の食事は完全オリジナル。
まさしくアートは料理で、フレンチににているようで全然違う、むしろ和食の味わいに近い、革新的でありながら親しみやすいお味の連続でした。
かんずりにつけた季節のシトラス、昆布オイル

白エビと麹のケーキ、発酵させた野生のハマナスを添えて
麹を焼いたケーキって、斬新すぎ!

熟成燻製させた舞茸、松の出汁と塩漬けのサラダ
このお出汁。
スプーンではなくお椀みたいに飲んでくださいっということで、もちろんいただきましたよ。

プラムレザーとフレッシュなアロマティックフラワー
これ。
クルクルっと蜂蜜の香りがついているプラムのシートごといただくんです。
そしてエディブルフラワーがいい仕事!

ハスの実とカボチャの種のシチュー、黒トリフュと炭火で焼いた薔薇
ハーブのブーケでかき混ぜていただくんです。
お洒落すぎ。

麹とキャビア
これ、ウドンの生地に麹菌をつけて発酵させたものなんです。
お座布団みたいでしょ。
これもクルクルっとまいてパクっと食べる。

炭焼きした野生の鴨かやの実ソース、レモンタイム
ここのキッチンですが、
オープンキッチンでは主に炭火のグリルが使われていて、ガスはソースを温めるときくらいなのだそうですよ。


ガスと炭ではお味がまったく違ってきますからね。


炊きたてのななつぼし、ブナの実と鴨
ななつぼしって、北海道のお米なんです。
これがまた優しいお味で完食。


最後に鴨の盛り合わせ
ここまで10品。
この後はラウンジに場所を移してデザートに。


キャラメライズした麹菌のアイスクリームと蜂蜜で漬けた松ぼっくり
これがまた絶品アイスクリームでして。
この黒いのが松ぼっくりの赤ちゃん。
松ぼっくりそのものを食べるなんて、普通考えませんよね。


ワカメのミルフィーユ
パリパリでした


アテモヤとアーモンドの種の香り
初めてたべました。


そした最後サルナシと森の香り
コクワですが、シャーベットになっていて美味しかった。
北海道の山ではお馴染みのミニキィウィって感じの木の実。
全14品。
合わせたアルコール7種類。
煮る焼く揚げる和えるなどの調理法だけでなく、従来の発酵法を超えた自由な発酵、乾燥させて凝縮させたり。
とにかく発想が半端ないですね。
イヌアの凄いところは日本中から食材を集めていると言うことと、野生の食材がとっても多いという事。
高級牛肉を使っているわけではありませんが、ある意味とっても贅沢だと思います。
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10月から予約をして楽しみにしていたInuaのお料理。
ドレスコードはなくて、とってもカジュアル。
どなたでも気後れすることなく楽しめるレストランです。
ちょっとお高いですけど、積立してでも行く価値あると思います。
おすすめします。
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さて。
明日から日常が始まります。
今回たくさんの方にお会いしましたが、どなたからもこの後何をするかと聞かれました。
まずは、今のこと。
全てを終わらせ、そのあとゆっくり考えます。





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